本日のこと、8年間お世話になった単車FORZA Siを手放しました。過去に所有した単車の中では一番長く手元にあった一台です。
都心の路駐が突然厳しくならなければ、ずっとVespaを所有していたのだとも思います。結果的にあれが一番面白い単車でしたし、女の子にもウケが良く。
今回手放した理由は幾つもあり、まぁ月に一度の業務スーパーの買い出しくらいにしか利用していない実情でした。
CMでお馴染みの買取店やらを何軒か回って見積して頂いたのですが、どの店舗も私の希望価格の半額くらい。
結局十数年前に利用した東上野の店舗が今回もちょっとだけ高額だったので、そこで諦めました。
店員さんはこの業界が長く、昔の上野のバイク街の話やら、2007年に都心の路駐が厳しくなった話やら、ちょっと盛り上がってしまい。
コロナ禍の単車ブームも現在は下火らしく、売りに出される車体が多いそうです。
この型式の単車でこれほど綺麗に維持されているのは珍しいそうでした。酷い状態ですと値が付かないケースもあるそうで。
モノも大切にしてきた甲斐はあったようです。
FORZA Siは私のミス以外でトラブったこともなく、なかなか優秀な単車でした。
ただ、やはり200kgを越す長い車体は取り回しが厳しかったです。そして、結果的に隣の区くらいまでしか利用しなかった中ですと、スーパーカブくらいが丁度良かったのかも知れません。
停められる場所も限られたものでした。
埼玉の中学時代の友人達からは幾度かツーリングの誘いがあったのですが「地に足着くまで待って」と返信するばかりで、結局実現できず申し訳ない限りです。
あと、何時でも女性を乗せられるようにシート下にはもう一つヘルメットを忍ばせていたのですが、そんな使い方をしたのは一度だけでした。
嘗ての職場の同僚の女性、大きな単車の後ろに乗るのは初めてだったそうで、大喜びしていました。
「また乗せて下さい」と言われたものの、やはりタンデム走行は三倍疲れますし、何かあった時に女性を怪我させてしまうのは大問題で。
加齢のせいもあったのか、高速道路の走行も単車では恐ろしくなってしまい。16歳の春から40年近く単車に乗り続けてきましたが、沢山の事故を目撃してきました。若い頃は「最高速はどれだけ出るんだろう?」と試しがちだったのに。
かなり高さのある高架でカーブでは「もしここで壁に激突したら、数十メートル落下するんだろうなぁ」と。実際にそういった事故もあり。
いつか我が身と思うと、安全運転というより臆病な運転になってしまうもので。同世代のベテランライダーも同じようなことを漏らしていました。
本日は朝から洗車等、久し振りに一日中外を走り回り。けっこう草臥れましたし、いっぱい汗をかきました。
考えようによってはかなり健康的な一日になりました。
いままでありがとうFORZA Si。
Comment
運転に恐怖心が伴ってしまったら、快適さや爽快感は削がれてしまうわなー。
俺は、昔からバイクに対しては恐怖心が先行してしまうので、所有したいと思ったことは無いが。
二輪でも四輪でも良いから、なんか取り回しの容易な、ライトな車体を探してみるのはどうだろう?
一般道を普通に走る分には問題無く、単車が嫌いになった訳でも無いですからね。
いつか機会があれば小さい単車に乗ってみたいです。カブくらいで十分そうで。
BMWのイセッタみたいなの、この時代に出してくれたらなぁと時々思ったりです。