前回の記事で上手く行かなかったDebianのインストールが気になり、もう一度試したところ上手く行きました。
USBメモリーにDebianのインストーラーを作ってみたのですが、これがBootしてくれず。問題はBIOSの設定画面でStartupのBoot Modeにありました。Autoに設定したところあっさり起動してくれました。
ちとメモ。
USBメモリーでDebianのインストーラーが起動出来なかった件は、BIOSのStartup→Boot Mode→Autoで解決。 pic.twitter.com/nNxreZgelA— SUKIYAKI (@SUKIYAKI) May 15, 2024
この症状で諦めてしまう方は結構多いかも知れません。検索しても解決方法で具体例が少なかったもので。
また、私が過去にDebianをインストールした際も、こんなトラブルは無かったです。まぁそれまでは運が良かっただけかも知れません。
インストーラーさえ起動してしまえば、後は何とかなりました。
ただ、Ubuntuとは色々と手順が異なりました。インストール開始の前段階でDebianの方はウイザードに答える場面が長かったです。何を尋ねられているのかの意味はだいたい分かりましたが。
インストール完了後、システムの初回ブートでは最初から使える状態にほぼなっていました。この辺はUbuntuと一緒でした。
ただ、デスクトップ環境は若干異なるようです。
二回目のブートはUbuntuよりもDebianの方が速かったです。単に余計なモノが入っていないからなのか。
あと、十年ぶりのDebianのインストールでしたが、やはり過去の経験は役に立っていた感です。手順や選択肢は昔と大差無かったので。
しかし、Ubuntuの方がインストール自体は楽だと思いますし、初心者にも優しい感です。
Windows10のサポートが来年10月で終わってしまうのと、その対応作でLinuxのインストールを試した件をTwitterで呟いたところ、友人から反応がありました。
「素人でも使えますか?」との質問でした。友人は自営業でHomepageの管理も二十年以上されているので、素人とは思えませんし、慣れている人にインストールを手伝ってもらえば、何とかなると思います。
ただ、私もまだ怖いので外付けドライブにインストールして試している段階で。
何故にこんなことを試しているかというと、転職でシステム管理系の仕事がまた出来るかの能力確認でもありまして。
他にもPythonの環境をちょっと触れたくもあり。
CUIのコマンド類はかなり忘れてしまったものの、ここまでの手応えは悪くない感じでした。やはり、過去の経験はそれなりに生きているのだなぁと。
ただ、インストーラーがBoot出来なかった件とか、最新のハードウエア事情に私の知識は追いついていない様です。そんな違いも経験しておきたかったのですが。
Windows10のサポート切れで、こういった需要はありそうですし、これは商売になるかもなぁと。
しかし、手間賃は1万円くらいしか取れそうも無い感で。他にも外付けメディアで1万円近く費用が掛かりそうですし。それ以上の費用が掛かるのなら、新品の安いPCを購入した方が無難に思います。
一日二件くらい需要があれば、十分食っていける感ではあるのですが。
ただ、そんな需要は三年も続かないと思います。タイミング的にはこの二年が勝負時なんだろうなぁと。
久し振りに新しいOSに触れた感想としては、特定のアプリなど最低限でも構わなそうだと。
ほとんどの作業はブラウザ上で出来てしまうので。凄い時代になったものだと思います。
しばらく前に読んだ記事で、80年代辺りは「パソコンよりもワープロの方が主導権を握る」と各メーカーは目論んでいたそうです。ここでいうワープロとはワープロ専用機。
メーカーさえもそんな未来予想図だったので、この世界は予測不能にも思えます。
また、IT化が進む中でも主導権を握っていた技術が陳腐化して消えてしまったり。アナログモデムに強かった企業とか、携帯電話に強かった企業とか、Unixに強かった企業とか。
ハードウエアに特化した企業は次の流れでモタついてしまった感でもありますが、ソフトウエアの業界でも。ソラリスが売りだったSunは首都高の渋谷線沿いに立派なビルを構えて大きな看板は遠くからでも目立っていました。
しかし、無料のLinuxの登場でビジネスモデルが崩れてしまったのだか。Sunは独自のCPUまで作っていた会社でしたし、90年代はIT界のスーパーカーを提供するメーカーにも思えていました。
ハリウッドのCG作品でも活躍していたシリコングラフィックス社のワークステーションも似たようなもので。
案外、安価なサードパーティーな製品を提供していたメーカーの方がしぶとく生き残っている感でもあります。隙間路線に徹した会社の方が寿命は長そうで。
これはエンジニアにも言えているかも知れずと。何処かに需要が無いものだか。
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