Windows10のサポートが来年の10月で終了らしく、代わりに利用する予定でいたLinuxでUbuntuを試しにインストールしてみました。
インストール先はUSB接続の外付けSSDです。
本当はDebianをインストールする予定だったのですが、インストールメディアが何故か起動してくれず。互換機のUbuntuは評判もよく、ユーザーも多いそうなので方針変更となり。
ただ、Linux系のOSに触れるのは十年ぶりくらいで、結構手間取りました。
インストールメディア等の起動順位の設定からいって、このPCでどうやって設定したら良いのかBIOS設定もよく判らず。
ただ、起動後は自動でほぼ全ての設定が完了しました。住んでいる地域や言語の設定をウイザードに従って選ぶ程度で。
恐らく、次回同じことをしようとしたら一時間も掛からずにインストールが完了するかと。今回は三時間くらい掛かってしまいましたが。
私の場合、過去に利用したLinuxはWebサーバー用途か、ラズベリーパイでMPD用途かで。どちらむGUIではなくCUIでした。
サーバーそのもののスペックが貧弱でGUIでは重すぎまして。なので、GUI環境の設定は元々不慣れでしたし、使い方もよく解っておらず。
ただ、今回のインストールでは最初から最低限使える状態になっていました。
25年前でしたら、ここに辿り着くまでが結構大変だった記憶です。ビデオカードやらネットワークカードやらの選択等々、モノによっては標準で対応していなかったり。
ともかく、随分と便利になったものです。ただ、自動でインストールされたシステムは結構な容量でした。当時、CUI環境で最低限のシステムの場合は50MB程度で済んだ記憶です。
日本語の入力もスムーズです。実は、この記事もUbuntuで綴っています。以前は日本語環境を整えるのもちょっと手間が掛かっていた記憶です。
OSの起動は外付けメディアからなので、ちょっと時間が掛かるものの十分に許される範囲です。一分も掛からずで。
試しにターミナルを起動してみました。
しかし、コマンドをほとんど忘れていまして。そういえば、基本的なコマンド類は過去の記事に残していたなぁと。まさか18年後に役に立つとは。
上記リンク先の記事は現在でもアクセス数がそれなりにあります。同じようなことを考えている人が世の中にはそこそこ居るのだなぁと。当時は玄箱でハマっていた様子で。あれは当時から最低スペックだったものの、下手なレンタルサーバーよりは頼りになりました。
私は「姨捨山作戦」とそんなのを呼んでいました。お婆ちゃんを山に捨てに行く作戦では勿論なく、帰り道がちゃんと判る様に目印を残しておく作戦です。
二度と同じ迷いをしないようにと。人間、半年も経てば同じ場面で迷いがちで。それに気づくと「あぁ、あの時も同じ勘違いをしたなぁ」と。
たまたま思い出したので検索してみたのですが、姨捨山も2つのストーリーがあったそうです。というか、私はどっちも記憶していました。
亡き母をちと思い出しつつです。女性というのは歳を重ねると口やかましくなるばかりで、邪魔者扱いされがちで。でも、ボケてしまっても子供のことだけは心配しているもので。
先日のお祭りの帰り道、何処かで見たことがある高齢の女性と目が合ってしまい、お互いに顔を覗き込んでしまい。
女性から「○○よ」と声を掛けられ驚いてしまいました。私のことなど覚えていなかっただろう高級な小料理屋の女将さんでした。10年ぶり近い再会で。
そのまま一緒に歩いたのですが「この辺りで暮らしていましたよね?」とも言われてしまい。全くその通りで、もう一度驚きました。
普段は何だか恥ずかしくて会釈しかしていなかった女性、当時はもっと若く美しく。気には留めていてくれたんだなぁと。
そんな場面があの日は幾度もあり、単車に乗った後にヘルメットの中で目頭が熱くなってしまい。
話を戻しまして、Ubuntuです。
趣味の2つがDTMやアマチュア無線で。その辺で必要なソフトがこのOSでどれだけあるのだか。
アマチュア無線の方は何とかなりそうなのですが、DTMの方はまだちょっと謎です。
こういったレアな要求も応えられるならUbuntuで全然問題なさそうです。
一種のクリーンインストール直後なので、起動さえしてしまえばかなりサクサク動作してくれます。このデスクトップPCは既に七年選手なものの、まだまだ活躍の場はありそうで。
追記:
その後にDTM向けのソフトを試しに入れてみたのですが、特に設定もなくデモソングを流せました。ただ、本来鳴らしたいオーディオインターフェース経由ではなく、HDMIのモニターからの音で。
あと、デモソングが重すぎるのもありますが、音切れが激しかったです。やはり、このLenovoのデスクトップPCは既に七年選手で世間的には遅いのかも知れず。ただ、数年前の会社で利用していたノートPCは新品に近いのに絶望的な遅さで、あれにくれべれば全く問題のないレベルに思えます。
このDTMソフト、どんな原理でインストール出来たのかよく判らずです。ネイティブのインストーラーが出回っているのだか。ターミナルでインストール途中の画面を見つめていたのですが、Wineとの文字が時々流れていたので、Windows版をエミュレートしているのかも知れません。
だとすると、動作はちょっと遅いのかも知れません。(検索したところ、エミュレーターとはまた別らしいです)
あと、Office系についてはLibreOfficeというのがすんなり入りました。見た目はMS社の古いOfficeに近く、個人的にはこっちの方が取っつきやすいです。
ヨーロッパ方面の官公庁ではLinuxへの置き換えが進んでいると何かの記事で読みましたが、有償のOSやソフトを使う必要などもはや無さそうですし、日本でもそうなった方が良いのかとも思えたここ一日の印象です。大きな経費削減に繋がりますし。
Officeレベルであればデータの互換性も操作性もほとんど問題無さそうですし。
残る問題はPhotoshopでしょうか。これもLinux向けのフリーソフトで優秀なのがあるそうですが、動作に支障がなければWine経由でエミュレートでも構わないのかなと。使い慣れたソフトなもので。
Ubuntuの細かい部分の使い勝手は謎なのですけれど、来年のWindows10のサポート終了はまだ一年少々先の話ですし、それまでに使い慣れておきたいです。途中からは内蔵のSSDでデュアルブート体制にしようかと。
まだ使えるWindows10のPCを延命する方は、検討の余地がありそうです。
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