鍵が無い

昨日のことちょっと離れたスーパーへ買い出しに出掛けようとしたところ、単車のキーが見当たらず。
単車のキーはキーホルダーに纏めず、単体でいつもポケットに入れていました。キーホルダーに束ねてしまうとダッシュボード周りに傷が付きがちでして。
それでも九年間紛失することは無く。

小一時間、部屋中を探したものの見つからず。
一週間ほど前まではポケットに入っていた記憶があるものの。
恐らく、部屋には無いなと。

落した可能性のある場所を考えてみました。
あぁ、そういえばラーメン屋さんでやらかしたなぁと。
日曜日に隣り町へ自転車で買い出しに行ったついで、安いラーメン屋さんに寄りました。
その店のカウンター席はとても狭く、足元に荷物を置き。更に食事中に暑くなってきたので上着を脱いだ際、ポケットからキーホルダーとか飛び出してしまい。

スペアキーは直ぐに見付かったので、単車でラーメン屋さんへ伺ってみました。
お店の方に訊ねてみると「あー良かった!」との笑顔。店員さんも気にされていた様です。
ともかく、見つかりました。
そのまま一杯頂きたかったのですが、路駐が危ない地域でしてお礼のみ伝え「また頂きに参ります」と。
ミシュランにも幾度か掲載されたお店なのに割安で。ただ、単車を停められる場所が周囲に無く、自転車でないと伺えない場所、先週頂いたのは四年ぶりくらいでした。

JRの小岩駅周辺は滅多に伺わないのですが、昔から栄えていた街で昭和臭も僅かに残っています。あの街の方々も人情深く。
「男はつらいよ」でも景気良く呑みに行く際に「小岩に行こう」な場面があったりでした。柴又の夜は実際にシャッターを降ろしているお店ばかりですから。
以前に単車であのラーメン屋さんに伺った際は、停める場所に困り近くの専門学校の立派な入口に停められないかちょっと迷ったり。
そこへ専門学校の事務員さんが一声掛けてくれまして。「近くのラーメン屋さんで食べたいのですが、駐車場が何処にも無いもので」と伝えたところ「ここに停めて大丈夫です」と。
まだ若いお姉さんの一言でして。30分ほどで食べ終わり、近くのコンビニで不二家のミルキーをお土産にお姉さんにお礼を。
しかし、あの専門学校は再開発で柵に囲まれた更地になっていました。ブライダル関連の専門学校だった記憶です。あの建物も昭和のラブホテルみたいなデコレーションでちょっと好きでした。

スペアキーを新たに作るとなると五千円くらい掛かってしまうらしく、ともかく見つかって良かったです。
今後のことを考えて、キーホルダーに束ねることに。ちょっとした傷は気にしないことに。

話が逸れます。
雑誌「レコード・コレクターズ」で特集「フュージョン・ベスト100 洋楽編」との広告が。
表紙に載るジャケット、自分も十枚くらい所有しています。
Azymuth、Jaco、Earl Klugh、Weatherと同列でHerb AlpertのRiseが並んでいるのがちょっと嬉しく。
発売当初はスイングジャーナルでも取り上げられたRise、その後の評価は厳しめだった感です。自分は大好きなアルバムです。
Weather Reportでパーカッションを叩いていたマノロのオッサンもこのアルバムに参加していますし、ジャンル分けの難しいアルバムではあるものの、ジャンル分け自体あまり自分は意識しておらずでして。

自分の場合、高校生時代から聴いている曲がかなり偏っていました。50年代から80年代のJazzばかりだったり、ブラスバンドで演奏して面白かったFusion系だったり。
それ以外の洋物を聴くようになったのは大学生になってからで。当時暮らしていたマンション一階にあったカフェレストランの店主からは色々と教えてもらいました。
店主は若かりし頃にサーフィンでアメリカ生活も長かったそうで。服装もお洒落で、ポパイの創刊号ではスケートボード関連の特集にも登場していたそうで。
田舎臭かった自分の服や靴にも角の立たぬ言葉で指導が入ったり。どの店で安く買えるとか。
当時購入したの、靴以外は手元に残っています。アディダスのカントリーとスタンスミスはちゃんと手入れしていても数年でボロボロになりがちでした。

Comment

  1. ルノワールS より:

    文中に出てきた「ブライダル関連の専門学校」とは、おそらく東京文化ブライダル専門学校のことではないだろうか?

    もしそうなら、この校舎があった地区の再開発により、近隣に立派な新校舎を建てて、2022年からそっちに移転しているね。

    • SUKIYAKI より:

      まさかその部分にレスが入るとは。
      ストリートビューで確認したところ、まさしくその学校でした。
      専門学校の知識が全然無いもで、こんなジャンルもあるんだなぁと。
      普通、何処の馬の骨だか分からんオッサンに単車など停めさせてくれないだろうに、えらく嬉しかった思い出でした。